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頭血腫

【原因】

赤ちゃんが産道を通る時に強い圧力がかかり、骨から骨膜がはがれると、そこに血が溜まり、内出血のようになります。

それを頭血腫といいます。


【症状】

生まれて数日してから頭にこぶのようなものが出来ます。

触れると内部に液体がたまっている感じ(波動性)があり、押してもくぼみが出来ません。

通常、出血量は少なく、全身状態に影響を与えるものはありませんが、新生時期の黄疸が強くなったり、長引いたりする事があるので注意が必要です。

まれに頭蓋骨にひびが入る線状骨折(亀裂状の骨折)を伴う事があります。
見た目は産瘤とよくにていますが、治るのに数か月かかります。

側頭部に出来る事が多いのですが、前頭部や後頭部に出来ることもあります。
通常はひとつですが、2つ出来ることもあります。


【治療】

内出血は自然に吸収されて小さくなっていきます。
生後1~3ヶ月程度で治ります。

穿刺(はりでさす)して血腫を吸引するのは感染の危険性も大きく、再出血の危険性もあることからしてはいけないこととなっています。

自然に消えていく時は治療の必要はありません。

吸収される途中で、こぶの辺縁に堅いものが出来たり、全体が堅くこぶのようになったりすることがありますが、これは血液が吸収された後が骨になったもので、数ヶ月から数年で吸収されてなくなります。

帽状腱膜下血腫といって内出血が大きく筋肉組織まで傷ついた時は頭の両側にこぶが出来ます。

黄疸が強く出たときは光線療法をします。
内出血がひどく、貧血がおきた時は輸血などが必要です。

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