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臍ヘルニア

【原因】

お腹は2本の腹直筋が接合して腹壁をつくっていますが、おなかの中の赤ちゃんのお臍は胎内でお母さんとつながっていたため、腹直筋と完全に接合していません。

そのため、泣いたりいきんだりしてお腹に力が入るとお臍が飛び出します。


【症状】

生後2週間から1ヶ月の頃の赤ちゃんのお臍の突出です。
いわゆる「でべそ」といわれるものです。

未熟児や月齢の低い赤ちゃんは、腹直筋が発達していないので特に目立ちます。

ただ、どんなに飛び出しても腸の中身が飛び出すことはありません。
臍ヘルニアが目立つのは生後3ヶ月くらいまでです。

ハイハイや一人歩きをすると腹直筋が発達してくるのでだんだん目立たなくなります。
2才ごろまではほとんどの場合、自然に治っていく場合が多いです。


【治療】

1歳までに9割が自然に治るので、1才過ぎるまでは特に治療の必要がありません。

ただし、臍部が硬くしこったり、赤く腫れたりしたらかんとん(脱出した腸が戻らなくなること)の可能性がありますのでその場合は急いで手術をする必要があります。

自然に治らない場合で、外見上気になるのなら形成外科で手術をすることもできます。手術は1才6ヵ月頃が適当です。

形成外科的な手術ですので、手術後のお臍の形は、主治医と十分話し合って決めてください。

お臍にガーゼや硬貨を貼ると良いと言われることもありますが、特に効果はなく、皮膚がかぶれたり、感染を起こす事があるのでやめたほうが良いでしょう。


【体験談】

生後3ヶ月頃までは、ヘルニアがとても大きく目立つので、ビックリされる方も多いと思います。

でも、本当に、目立たなくなるのであまり心配せずにいてあげてください。

ただ、どうしても、「出べそ」になってしまう子供はいます。
これは外見上の問題だけなので、手術までしようと思う人は少ないと思います。

女の子の場合、ビキニがきられない・・・と嘆く方もおられますが。
後は本人がどれだけ気にするか・・・というところでしょうか。

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