脳室周囲白質軟化症
【原因】
早産で生まれた赤ちゃんでは、脳室周囲におくる血管が未熟なため、出産時のストレスで血圧が低下したり、血液ガスの異常がおきると、血液が流れにくくなり、脳室周囲の白質に損傷がおきやすくなります。
【症状】
在胎週数33週未満の未熟児に特徴的な脳障害です。
26週~30週前後の未熟児の10%前後に認められます。
側脳室の周りの白質(神経線維が多くはしっている部分)に軟化が起こることです。
軟化とは組織が壊死して軟らかくなった状態の事を言います。
脳室の周りには、大脳皮質の運動神経などからの大切な神経線維が束になって通っています。
この部分の損傷は、運動障害をおこします。
障害の程度は、歩く時に足を引きずったり、おすわりが出来ない、歩けない、物が飲み込めない、など重症のものまでさまざまです。
在胎36週未満の約30%にみられますが、脳性まひを呈するのは1/3です。麻痺がない症例が2/3ありますが、認知障害などの問題を持つものがこのうち半数あります。つまり、残り1/3は、機能的には正常です。
【治療】
診断には、頭部超音波検査、頭部CT、頭部MRI、を施行します。
赤ちゃんの発育、発達を見ていく中で、必要に応じリハビリテーションを行います。
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