喘息様気管支炎
【原因】
赤ちゃんは気管支が細いため、炎症などにより、気管支内の分泌物が多くなると それを出し切れずに呼吸のたびにゼロゼロいいます。
主として乳幼児に起こる喘息様症状を来たす気管支炎と定義されています。
各種の急性、慢性気道疾患を含んだ症候群の総称として考えるとされています。
【症状】
1~2歳児にしばしば見られ、風邪をひくとすぐにゼーゼーといって治りにくいのが特徴です。
上気道炎に併発、続発して喘鳴を訴え咳は軽度ですが反復します。
全身状態は比較的良好、元気で機嫌はいいでしょう。
呼吸困難やチアノーゼは伴いません。
熱は出ることは少なく、呼吸のたびにゼロゼロいったり、咳がよくでます。
【治療】
症状が軽い場合は、自然に治癒します。
ゼロゼロがひどく、吐きやすい場合には、去痰剤や咳止めを投与します。
多くの場合、4歳くらいになれば、自然にゼロゼロする事が少なくなります。
しかしぜんそく様気管支炎を繰り返す子供の中には、そのまま気管支喘息に移行する子供もいます。
体の調子の良い時に、薄着や乾布摩擦をして皮膚を鍛え、自律神経の機能を高めると気管支喘息の予防になります。
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