腸重積症
【原因】
はっきりした原因は分かっていませんが、風邪等で腸壁のリンパ節が腫れると、 腸管の動きが制限されるため、おこりやすくなるようです。
【症状】
突然、腸管の一部が下部の腸管の中にもぐりこみ、腸が二重になってしまいます。
発症後24時間以内なら手術をしないで治ります。
入り込んだ部分の腸に血液が流れなかったり、24時間以上経つとその部分が壊死となるため、 手術で取り除きます。腸重積を起こすと、子供は突然泣き出します。
腹痛と嘔吐が見られます。
しかし、痛みは2~3分で治まるので、激しく泣いたあと、けろっとして遊び始めたりします。
このようなことを20~30分繰り返し、段々顔色が悪くなり、食欲もなくなってきます。 また、血便が見られるようになります。
生後4ヶ月から2歳までの乳幼児に起こりやすく、再発しやすい病気です。
【治療】
超音波検査を行い、診断ます。
発症して24時間以内ならほとんどの場合は高圧浣腸で治ります。
高圧浣腸をしても治らない時や、発症後24時間以上経っている時、腸に穴があいてしまい、腹膜炎をおこしていると時などは手術適応となります。
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