先天緑内障
【原因】
角膜や、水晶体には、房水という水によって栄養が行き渡るようになっています。
この防水は、隅角という所に吸収されますが、この隅角に形成不全があると水が吸収されずに、目の中に溜まってしまいます。
そのため、眼圧が上がり、緑内障になってしまいます。
【症状】
涙がたくさん出る、極端に光をまぶしがる、まぶたを痙攣させる、角膜浮腫 (黒目が混濁している)が大きな特徴です。
眼圧が高くなるために、眼球がうしの目玉のように大きくなります(牛眼)。
眼圧が高くなると、視神経を圧迫し、失明する恐れもあります。
片目のみが明らかに大きい場合、注意が必要で、すぐに眼科医に受診してください。
【治療】
小児の緑内障は稀ですが、失明につながる為、発見次第手術による治療が必要な事がほとんどです。
手術で、房水が流れるようにします。
しかし、再発することも少なくありません。
重症の場合や治療が遅れると視力が出ないこともあります。
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