流行性角結膜炎
◆●原因●◆
主にD群のアデノウィルスによる感染で起り、主として手を介した接触により感染します。
家庭内や学校など人が濃密に接触する場所での流行的発生がみられます。
ウィルスにより汚染されたティッシュペーパー、タオル、洗面器などに触れるなどして感染します。
季節としては8月を中心として夏に多く、年齢では1~5歳を中心とする小児に多いですが、成人も含み幅広い年齢層に見られます。
◆●症状●◆
診断は、目ぬぐい液や結膜擦過法によりアデノウィルスを分離する事で診断できます。
潜伏期間は8~14日です。
急に発症し、まぶたの腫れ、涙が多く見られます。
感染力が強いので両目に感染しやすいが、初発眼のほうが症状が強いです。
耳前リンパ節の腫れも伴います。
角膜に炎症が及ぶと透明度が低下し、混濁は数年に及ぶ事があります。
時に結膜炎が出血性となり、出血性角結膜炎や咽頭結膜熱(プール熱)との鑑別が必要になる事があります。
新生児や乳幼児では偽膜性結膜炎をおこし、細菌の混合感染で角膜穿孔を起こすので注意する必要があります。
◆●治療●◆
アデノウィルス全般について有効な薬剤はありません。
症状に応じて、抗炎症剤の点眼を行い、さらに角膜に炎症がおよび混濁が見られるときには、ステロイド剤を点眼します。
細菌の混合感染の可能性に対しては、抗菌剤の点眼を行います。
◆●我が子の場合●◆
4才の長男が6月に流行性角結膜炎にかかりました。
保育園で流行していたので、目が赤いのと、目やにが出ていたので眼科に連れて行くとやはりそうでした。
抗生物質の点眼とステロイド剤の点眼薬をもらい、1日に4回さしていました。
目の充血はすぐに引いたのですが、目やには治るまで4、5日かかりました。
流行性角結膜炎は他児にうつるので、約1週間ほど登園は禁止でした。
しかし、両親ともどもうつってしまい、私も仕事を1週間休む羽目になってしまいとても大変でした。
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