アレルギー性鼻炎
【原因】
アレルゲンとしてなりやすいものは、ハウスダスト、カビ、ダニ、動物の毛、花粉などです。
カビは意外と知られていませんが、原因の中でも3番目に多いです。
植物から発生するものがあり、部屋の中に浮遊します。
それを吸うと鼻炎を起こすこともあります。
梅雨の時期には特に注意が必要です。
【症状】
風邪を引いているわけではないのに鼻水、鼻詰まり、くしゃみがおきます。
鼻水は水っぽいものが大量に出て、くしゃみは連発します。
幼児の場合は自覚症状が訴えられないので、見逃される事が多いですが、手で鼻をこすったり、鼻をすするしぐさを見せます。
中耳炎と合併したり、鼻出血を起こすので、親が早く症状に気づいてあげてください。
花粉やほこりなどの抗原を吸い込むとアレルギーを起こし抗体が鼻の粘膜に徐々に作られます。
再び抗原が入ってくると抗体に付着して、鼻の粘膜にある肥満細胞の中にあるヒスタミンという刺激物が飛び出します。
それが神経や血管を刺激してくしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状を起こします。
アレルギーの体質があると、花粉やほこり等の全ての抗原に反応してしまい、鼻水やくしゃみのアレルギー症状を起こします。
アレルギー性鼻炎は悪化すると私生活の中で様々な支障がおきます。
味覚や嗅覚の低下や、不眠や集中力の低下、副鼻腔炎、中耳炎をおこしたりすることもあります。
【治療】
アレルゲンがはっきりしている時はそれを避けます。
症状を軽減させるためには抗ヒスタミン剤を服用します。
予防としては抗アレルギー剤を使用します。
部屋を清潔にします。
梅雨の時期は、カビやダニが発生しやすくなります。
掃除をこまめに行い、ダニの住処になりやすいカーペットやじゅうたんを使用しないようにする。
除湿、部屋の空気の入れ替えをする。
水泳は鼻の粘膜の過敏性が高まっているので、症状が悪化しやすいので注意が必要です。
鼻詰まりがひどい時や黄色い鼻水が出るときは控えましょう。
排気ガスやほこり、花粉の多いところに行くときはマスクを着用しましょう。
十分な睡眠を取り、体を休ませましょう。
栄養の偏らない食事療法をしてください。
鼻を強くかんだり鼻水をすすると耳に負担がかかるので注意してください。
点媚薬を何ヶ月も使いつづけると鼻詰まりが治りにくくなったり、薬の作用時間が短くなります。
必ず医師の指示の元使用してください。
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