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りんご病(伝染性紅斑)

◆●原因●◆

ヒトパルボウイルスB19の感染が原因です。
咳やくしゃみで飛び散り感染します。

潜伏期間は約2週間です。発疹が出る1週間前から感染力があります。
幼児期から学童期にかけてかかる事が多く春から初夏にかけて流行する事が多いようです。


◆●症状●◆

発疹が出る1週間~10日前に、発熱、筋肉痛、倦怠感が見られる事があります。

軽く熱が出ますが出ない時もあります。
両方の頬が赤くなり、その後1~2日してから腕や太ももに発疹が出来ます。

腕や足の発疹は、初め赤く境目がはっきりしていますが、そのうちに広がって他の発疹とくっつき、レースの模様のようになります。

発疹はかゆみを伴う事が多く通常5~7日で消えていきますが、一旦消失した発疹が日光や運動などによって再び出現してくる事があります。

年長児~成人では腰や膝の関節痛が見られる事があります。
ごくまれに、脳炎、脳症、心筋炎などの合併症を引き起こす事があります。

時に、強い貧血を起こすこともあります。
また、免疫不全状態の子がかかると重症化します。

妊婦の感染により胎児の貧血とそれに伴う子宮内発育遅滞や胎児水腫が認められる事があります。

感染したのに症状が出ない場合もありますので、妊娠中に上の子が感染した場合は必ず産婦人科で相談するようにしてください。

◆●治療●◆

特別な治療薬はありません。1週間くらいで自然に治ります。

痒みが強い場合には、抗ヒスタミン薬を処方します。
関節痛に対して、鎮痛薬が使われる事があります。

熱いお風呂に長時間はいると赤みが強くなって長引く事がありますので、短時間で切り上げましょう。

運動で体が熱くなったり日光に長く当たると、長湯と同じように赤みが長引きます。


◆●体験談●◆

りんご病は発病する前から感染力があるため1人受診すると次々にりんご病の子供が受診していました。

学童期の子供が多かったように思います。

りんご病初期の手足の発疹は赤いブツブツとした発疹のため診断がつきにくい事がありますが、そのうちに赤いレース模様のような発疹が手足に出来るのですぐに分かります。

息子が4歳のとき、りんご病にかかりました。

はじめ、両頬が赤くなり、「もしかして、りんご病?」と思っていたら、次の日には、頬は赤いレース模様になっていました。

少し遅れて、両腕、両足にも同じように赤いブツブツとした発疹が出ましたが、これも次の日には赤いレース模様となっていました。
痒みはなかったようです。

息子が行っている保育園へ問い合わせるとりんご病が流行っているとのことでした。

発症した次の日くらいは、両目の結膜の色がうすく、軽い貧血状態になっていましたが、元気に食事もとっていたので様子を見ていたら、これも1日くらいで治っていました。

熱は出ませんでした。

お風呂に入って暖かくなるとレース模様がはっきりしていました。
また、お外で遊んだりすると消えていた発疹がまた出てきたりしていました。

一応、小児科受診もしましたが、「治療薬はないので、元気ならこのまま様子見てください」ということでした。
結局、完全に発疹が消えるのに2週間ほどかかりました。

息子が発症した2週間後位に1歳の妹もりんご病にかかりました。
同じようにレース模様の赤い発疹が出ましたが、1週間くらいで治りました。

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